複合型移動平均線「GMMA」で為替相場の方向性つかむ

2019.06.17

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みなさんがトレードを行う上で用いるインジケーターは何でしょうか?

もっともポピュラーなのは、EMA(単純移動平均線)だと思います。

そこにRSIやMACDなどを組み合わせている人が多いでしょう。

RSIやMACDについても今度深く説明しますが、今回はちょっと珍しいインジケーターである「GMMA」というものを紹介しようと思います。

これは移動平均線の応用版であり、相場状況をとても視覚的にわかりやすくしてくれるもので、私のお気に入りのインジケーターになります。

正直私の経験的にEMAよりもGMMAの方が相場の方向感やトレンド転換ポイントを見つける精度は高いと思っています。

そんなGMMAについてより実践的な内容を書いていこうと思うので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

1.そもそもGMMAとは?

GMMAとは Guppy Multi Moving Average (複合型移動平均線)の略称で、開発者のDaryl Guppyの名前をとって名付けられました。

作り方は簡単で、短期足として3,5,8,10,12,15日の移動平均線を青色で表示し、長期足30,35,40,45,50,60日の移動平均線を赤色で表示させるだけです。

実際にチャートに表示させるとこのようになります。

赤色の長期足群が上を向いているときは上昇目線が強く、下を向いているときは下降目線が強くなり、横ばいになっているときはレンジ相場になっています。

このチャートは4時間足のものになりますが、GMMAの特徴がこの画像だけでもみてとれます。

2.GMMAの特徴

基本的には単純移動平均線と同様に、短期足と長期足の関係性(交差したり、離れたり、近づいたり)とローソク足との関係性を用いて相場の今後の動きを考えていくものになります。

赤色で表示した長期足は基本的にゆったりとした動きをします。線の隙間が広くなればなるほど強いトレンドを示し、狭くなればなるほどレンジ相場になっているという事になります。

反対に青色で表示させた短期足はよりリアルな値動きを示すため、動きが速くなります。

青色が赤色より上にある時は上昇トレンドであるといえ、青色が赤色よりも下にある時は下落トレンドであると言えます。

大きな動きである長期足群に短期足群が入り込もうとすると反発をうけるという特徴があり、そのポイントを狙った逆張りや、上昇から下落へのトレンド転換を見極めた逆張りをするのもよし、長期足群と短期足群の乖離具合を見極めて順張りに用いるのもよしです。

GMMAの特徴というとこれぐらいですが、シンプルかつ視覚的にトレンドの方向性が見えるという点は他の移動平均線にはない優れたポイントになります。

3.決まったパターンを探す

GMMAをより有効に使うにはローソク足のサイン、トレンドラインやチャネルライン、値幅観測やエリオット波動などの今自分が使ってる手法と併用することが大切だと考えています。

GMMAはあくまでも相場の大局観を表してくれるものなので、GMMAのみではなかなか勝っていくことは難しいです。

ですが、他の手法で出現したサインと組み合わせることでGMMAが発したサインが正しいのかダマシなのかがより見えてきます。

そうして他手法で出現したサインとGMMAのサインが一致したときの今後の値動き予想の精度は驚異的に高いものになります。

どんな手法でも構いません。とにかくGMMAと組み合わせてみましょう。

過去のチャートをみて、「GMMAがこの動きをしてる時に、ローソク足がこのサインを出したら上昇することが多いぞ?」とか、「GMMAがこの動きしてる時に、あのインジケーターがこうなってると下落することが多いな?」というように、自分なりにGMMAというものを軸にして値動きパターンを見つけてみてください。

安心してください。必ず探せばあなたにも見つけることが出来ます。

過去のチャートで何かを見つけたなら、更にその過去のチャートでそのサインを探してください。

そうやって自分のGMMAを育てて(精度を上げて)いってほしいです。

ちなみに私も為替ではGMMAを使っているのですが、だいたい30個近くパターンを持っています。上昇パターン10個、下落パターン10個、横ばいパターン10個という感じです。

それぐらいは最低でも見つけてほしいです。

そうすればGMMAを軸にした独自の手法が出来上がるので、あとはそのパターンに従うだけで自然と勝てるようになっていけます。

4.最後に

今回はGMMAについての紹介をしました。

正直GMMA自体の説明は他のサイトの方が上手にわかりやすく説明されているかもしれません。

もしも分かりにくい点がありましたら他のサイトをあたるか、コメントで質問してください。可能な限りお答えします。

私が一番伝えたかったことは3章の部分で、GMMAは組み合わせ次第では驚異的な力を発揮するという事。GMMAにはかならず明確なパターンが存在すること。これだけは伝えておきたいです。

私が為替相場で勝てるようになったのもこのGMMAを使い始めてからですし、何かの難しい計算をしなくても視覚的に判断できてしまうことは何よりの魅力です。

ぜひ皆さんにもこのGMMAでパターン探しをしてほしいなと思っています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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